受験情報等
定期試験まで、中3生は1か月前、中1・中2生は2か月前です。
前回のテストで大幅に成績を伸ばした生徒は、試験準備を2か月前くらいから始めていました。
試験範囲が発表されてから、試験範囲の記憶作業(INPUT)と同範囲の問題演習(OUTPUT)の学習をしていく時間の足りなさを
過去の試験勉強の経験から学んだからです。
試験日が近づくにつれて、記憶作業を怠っている生徒は、試験科目数の多さに、心を折らされます。
試験で問われる知識の記憶作業というのは、記憶が安定するまで時間がかかります。その知識は、受験につながるような記憶にしなければなりません。
記憶の仕方としては、個人差があるとはいえ、覚えるまで反復学習をしていく必要があります。
初日に覚えた知識を3日間くらい確認したのち、土・日どちらでも構いませんが、今まで覚えた知識が抜け落ちていないかどうかの確認する日を作ることが理想です。
知識が定着するまでは、「繰り返し繰り返しの反復作業」が必要なのですが、勉強の取り組み方がわかっていない生徒というのは、試験範囲の勉強を1度したことで、全てを理解し、
記憶していると勘違いしてしまい、テスト当日に「この範囲はやったはずなのに、あれ、なんだっけな。」というような知識が曖昧な状態になっているという症状が出てしまうという
ことです。
知識が定着するということは、繰り返し復習することが大切であり、反復回数の少ない勉強法では、試験は戦えないということを認識することが大切です。
知識が脳に蓄積されたのち、その知識を引き出す訓練というのが、問題演習(OUTPUT)に他なりません。
試験時間というのは、決まっている中で、問題を見て、素早く解けるトレーニングをしておかないと、試験を乗り越えることができません。
問題演習の時間というのは、① 曖昧になっている知識を発見できる。 ② 記憶した知識をどのような角度から出題されるかということを学習できる。この練習をしたうえで、過去問演習などすると、より効果的なOUTPUTの学習をしたことになり、試験で高得点がとれる準備ができたことになります。
[試験で結果を出せない生徒の理由]
① 圧倒的な準備時間の欠如
② 記憶する作業を後回しにする。
③ 覚えるまで反復して記憶する努力を怠る。
④ 1度範囲を勉強したことに満足してしまう。
⑤ 問題演習時間が十分ではない。
⑥ 間違った問題を見直ししない。
⑦ 前提となる基礎知識が欠如している。
⑦の症状がある生徒は、学習塾にきて、「できないところからさかのぼって勉強をする」ということをしない限り、平均点までは取れるかもしれませんが、その先の点数を
取ることは難しいと思います。個別指導では、「できない」ところにさかのぼって学習できるので、個人個人の学力に応じた対応をすることができます。是非、体験授業を受けてみてください。
[理想的な勉強方法]
① 平日の勉強と休日の勉強の時間の使い方を考える。
→部活のある生徒は、時間は少ない中で、「やるべきこと」を決める。1日何時間くらいの時間がとれるのか、疲れた場合はどうするのかなど、個人個人で考えるとよいでしょう。
② たくさんの分量を一度に進むよりも確認をしながら、進める分量であり、自分自身に無理がかからない程度、継続していける分量を考えて、進めていきましょう。
→無理な分量、無理な計画を立てると、心が折れて、勉強することが嫌になります。
③ どの科目もまんべんなくできるような時間を考える。
④ 提出するワークなども利用して、間違った問題には印をつけ、できるようになるまで解きなおす。
⑤ 問題集はあれこれと手を広げず、決めた問題集1冊を繰り返し、勉強する。
⑥ 無理な計画を立てない。
⑦ 勉強をする前に、勉強できる環境(整理整頓・掃除)を作っておく。
⑧ スマートフォンは、電源を切る。
スマートフォン依存症が、今日の生徒の最大の問題となります。(時間のけじめがつかないなど、勉強することを阻害する要因となります。)生徒のようすを見て、時間管理ができない生徒は、決められた時間には使用できなくなる、アプリロックを入れたりして、制限をかけるなどしないと駄目でしょう。その点は、保護者がイニシアチブをとって、率先してやらなければならないことだと思います。
時間は平等にあります。使い方次第で、人生は変わっていきます。
万全な準備をして、テストに臨みましょう。