教室長のおしらせ
近年の通知表において、評定を左右するものは、
① 提出物(ワーク・午後課題等)
② 小テスト
③ 定期テスト
④ 授業を受ける姿勢
になります。
①について
提出物の提出状況次第で、成績は大きく明暗を分けます。テストの点数がどんなに高得点でも提出物を提出していなければ、
「5」の評定がつくところ「4」になってしまいます。
逆に提出物をしっかり提出していると、「2」の評定がつくところ「3」で評価してもらえます。
②について
小テストは、科目によって頻度が異なりますが小テストで高得点をとっていると、定期テストで失敗したとしても評定は
高くなります。現在の通知表の評定を構成する要素としては、定期テストの割合が2〜3割程度であるため、小テストと
提出物(約6割程度)をしっかりこなしていると、さほど成績が悪くなることはないと言えるでしょう。
③について
定期テストは、成績をつける上では、評定の全体としての割合としては2割程度ではありますが、学力が身について
いるかを判断する上では、重要になります。多少の失敗をしても評定上は、提出物と小テストでカバーをして評定が
大きく下がることはないとしても、高校入試で実際に点数が取れない問題もあるため、軽視することはできません。
残念なことは、近年定期テストの回数が減ってしまっているため、一度の試験範囲が広範囲に及ぶため、普段から
勉強する習慣がないと、点数が取れないのが現状です。また、試験範囲は、試験の2週間前に提示されることが多い
ので、復習する習慣が身についていないと、テストで点数を取ることは難しいでしょう。
④について
授業を受ける姿勢(=特に担当教科の先生に嫌われないようにする)は、大切です。授業中の学習の内容で、塾で既習
済みであれば、復習することができます。授業中は、真剣に聞いて、部活動を行なっている生徒は、その時間で復習する
ことも大切です。
一番大切なことは、(学校・塾で)習ったことを何度も復習する!
ということです。覚えるぐらいまで復習しないと、問題演習時に解くことはできません。問題演習の中で解けなくて も、きちんと知識が入っていないと、わからない点がはっきりしないため、学習効果を下げます。
復習をすることができて初めて、学習内容が身につきます。この復習を習慣化できるかどうかが、本当の意味で成績を上げることができるかが決まります。(塾に通っていても復習をしなければ、成績は上がりませんので)
アイリス個別学院では、復習を習慣化するために、通塾日以外の日に自習に来てもらうようにしています。実際、習慣化できている生徒は、4月の段階で4名できていると思います。勉強の仕方、復習のタイミング、習慣化するための時間設定を最初に決め、その後、自習をしていく中で自分自身で工夫していくでしょう。