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家庭学習では、どんな勉強を進めていけばよいのか。
【総論】
1⃣ 家庭学習の目的
① 「復習をして、身に付ける」ということ
「家庭学習をしたこと」が重要ではなく、「家庭学習をしたことによって、解き方を覚える・言葉(用語)を覚える」といった身に付 けることです。
家庭学習をしたことに満足をして、覚えるべきことを身に付けていない生徒が多いです。
② 「記憶のサイクル」を意識すること
知識が定着するということは、何度も「復習」することが必要です。家庭学習をしっかりと「覚える」ということを意識をして、取り組んでいるのですが、結果がでないということは何が足りないのか。
家庭学習をした範囲は、1度の勉強ですべてが記憶できるわけではない。
次の日に、前日の範囲を見直してみましょう。そうすると、昨日の範囲を全て覚えていない、忘れてしまっていることに気づくと思います。そこで、大切なことは、「知識を忘れてしまっていること」に対して、自己チャックをしていくということが大切になります。
では、理想的な学習は、
① 新しい単元に進む前に、知識の抜け落ちの確認を手短に確認するということ
知識の抜け落ち具合が大きい場合は、新しい単元に進めないかもしれませんが、知識を繰り返し何度も復習・確認することで
記憶が短期記憶から長期記憶へ、「忘れない知識」として定着していくことになります。
② 土曜日・日曜日を有効活用するということ
土曜日・日曜日は、学校行事がありません。そのため、ここで「今まで学習してきたことを点検する日」として、活用します。
具体的に何をするのかは、色々と工夫が必要です。
(参考例)
1 問題演習を通して、できる問題とできない問題を調べてみること。
2 今まで、家庭学習をした範囲の教科書(基本書)を読み返してみること。
など
「記憶」というのは、何度も繰り返すことによって定着していくものです。運動も同様ですが、くり返し練習をすることで、より精度の高い技術を身に付けたり、試合で練習の効果を発揮することが出来たりすることがです。また、ゲームを例にとってみても同じステージで
失敗してもクリアできるように、何度も挑戦することによってできるようになるのです。
次回は、家庭学習の環境について記載します。