教室長のおしらせ
通塾している生徒で、学校に最初はホームルームしか出られない生徒が今年度は、学校に通いながら、授業にも出席できるようになり、出席できている成績が「3」になったことが今回凄く、生徒が前向きになり、頑張れるようになったと実感しました。
入塾当時は、計算もできず、英語も学んだことがなかったため、学力を取り戻して、学校の授業に参加できることを目標として、対応しました。
学校に通えない生徒に起こる問題は、学力の差がどんどん広がるため、学校に通ったとしても
授業の内容を理解することができず、苦痛になり、学校に行くことが耐え難い苦痛になっている現状が生徒とコミュニケーションをとっていく中で、理解できました。
(学校に通えない理由としては、いろいろなタイプがあります。生徒・先生との人間関係、集団にいると苦痛になるなど。)
心の教室・フリースクールなどは、生徒の居場所を作ってくれる場所としては有効です。その場所で、わからなくなったところから学び直しをできるのであれば、学習意欲は向上していくと思います。
学校に通えない生徒に起こる問題は、不規則な生活・ゲーム三昧など、学ぶこととはほぼかけ離れた生活をしています。
私自身、こうした生徒を見ていく中で、何ができないのかなということを指導しながら、発見して、「やればできるね!」と勇気づけます。かけ算ができない、わり算ができない、英単語が書けない、漢字が読めないなど、色々な学習症状が見受けられます。
わからないところを一つ一つ解決していくと、興味のなかった勉強が少しずつ取り組めるようになります。入塾した当時、ゲームばかりしていた生徒は、できなくなったところから学び直しをするようになって、私に「勉強することは、嫌いじゃないんです。ただ、できなくなったところを自分自身で解決できなくなり、勉強がわかってくると、家でも取り組めるようになりました。」と
言ってくれました。
勉強嫌いの原因の一つには、「わからなくなっているところが、自分自身で解決できない」という問題があります。そこに手を差し伸べ、目標を設定して、クリアしていくことで、生徒のやる気が増していき、学校の授業に参加できるように意識が変わるようにしていきました。
小テスト・定期テストも今までは、参加していなかったですが、英検受験をしてもらい、自信をつけることによって、定期テストにも参加できるようになりました。
できることを小さなことから積み上げ、英検を受けて合格させることで、自信をつけさせ、
「自分自身やればできるじゃん」と思ってもらえれば、自発的に勉強もするようになります。
当初は、高校受験という目標はなかったのですが、現在は、高校受験したいということで、
ますます、勉強に熱心に取り組むようになり、学校にも午前中だけですが、通えるようになりました。
私自身は、生徒に選択できる未来を与えてあげたいと思っております。私自身も生徒のために最善を尽くしていこうと日々思うこの頃です。