お知らせ

2024 Jun 19

不登校生徒の対応① 伏見中の生徒 U君について

教室長のおしらせ

 最初に不登校生徒の対応したのは、U君でした。

 U君は、学校の担任の先生が嫌いということでした。そのため、心の教室に最初は、顔を出していましたが、必ず、担任の先生が
会いに来るため、心の教室に通うことをやめてしまいました。

 心の教室に通うことのメリットは、「出席日数」の確保と「小テスト」を受けることができることです。

 しかしながら、学校に通えていない状況から、問題文の意味がわからないという「読解力」の問題に直面します。学習の対応をすると、「漢字」が読めない・書けないことに気づきました。そのため、最初は、小学生の漢字を全て学び直すことを始めました。
学び直しをすることで、問題文の理解ができるようになり、勉強が少しずつできるようになり、学校に復学することができましたが、私自身大手学習塾を辞めたことに伴い、生徒の情報がわからなくなりました。その後、この塾を立ち上げた時、ふと、気になり
お母さんに連絡をしました。そうすると、秋ぐらいから、また不登校になり始めたということだったので、再び、教室に呼びました。

 生活リズムは、夜型のため、朝に寝るという習慣、家にいる時は、ゲームばかりをしていました。

 数学の計算、英語の基本的文法など、着実にできるようになりましたが、やはり勉強は好きではないようだったため、
「プログラミング」の授業を開講していたため、「そんなにゲームが好きなんだから、ゲームを作ってみてはどう?」そのために
プログラミングを習ってみないかと、生徒とお話をしました。

 プログラミングの授業は、学校で習うような授業ではないため、成績など関係ありません。また、私自身、生徒の将来が不安だなと思ったことから、一つのきっかけとして、プログラミングを身につけることで、その方向性での進学・就職の選択肢となれば良いなと思い提案しました。

 プログラミングの学習は、学校の授業とは違うため、熱心に学びます。興味があることであれば、人は、一生懸命に取り組むのだと思いました。

 この生徒の対応での後悔は、「出席日数」でした。当時の私は、校長先生とお話をして、「出席認定」をもらえる方法を知りませんでした。そのため、高校受験では、希望の高校に、「出席日数」の要件で断念せざるを得なくなり、定時制の高校に通うことになります。

 定時制の高校に通うことになり、出席日数も一時は危うくなった時期もありましたが、無事高校を卒業しました。
その後の進路については、中学時代からプログラミングを学んでいた経験を活かして、情報系の専門学校に現在通学しております。今も専門学校で基本的事項を学ぶ傍ら、プログラミングの授業は継続して受講しております。

 最初は、マイクロビットで言語の基本から学びました。その後、C#などの言語に現在取り組んでおります。